【やまがた発!旅の見聞録】で大石田町のビッグな「涅槃像」が紹介されました。
お知らせ /TV番組【やまがた発!旅の見聞録】で、大石田町乗舩寺の「釈迦涅槃像」が紹介されました!
乗舩寺の寺宝である2メートルの大きな「釈迦涅槃像」は、元禄7年(1694)に木食上人によって寄進されたもの。
伝承によると、京都から北前船で運ばれ山形の寺院に収められるはずでしたが、大石田付近で急に舟が動かなくなった事から仏意と悟り乗舩寺に安置されるようになったと伝えられています。
釈迦涅槃像は京都の仏師作、長さ201.5cm(7尺)、寄木造、漆箔彫眼、全国的に見ても大型の涅槃像として大変貴重な仏像で、大石田町指定有形文化財に指定されています。
涅槃像のほかにも、県指定文化財となっている「木造千手観音立像」も必見です。
46.4センチメートルの小像ですが、肉身には金、裳にはすこぶる緻密なキリガネ紋様をほどこしています。
また、毎日日没から夜9時まで、仏舎利塔ライトアップも実施中。
ご覧になる価値あり!です。
「乗舩寺」のあとは、徒歩5分のところにある「大石田町歴史民俗資料館」がおすすめです。
斎藤茂吉が疎開した「聴禽書屋」や、日本遺産「山寺と紅花」構成文化財にもなっている「大石田河岸絵図」が所蔵されています。
皆さまぜひお越しください。
〜「聴禽書屋」概要〜
聴禽書屋は斎藤茂吉が太平洋戦争の終戦後に大石田町に疎開した昭和21年(1946)2月1日から22年(1947)11月3日までの1年9ヵ月過した二藤部兵右衛門家の離れです。聴禽書屋とは茂吉自身が名付けたもので、庭には多くの小鳥達(禽)が集まりサエズリを奏でていた事に因み名付けられたと伝えられています。大石田に来てから間もなく左湿性肋膜炎という大病を患い3ヶ月間寝込みますが、その後は積極的に活動し出羽三山(鶴岡市)や山寺立石寺(山形市)、銀山温泉(尾花沢市)などに訪れて様々な歌を詠んでいます。