9/28(土)元祖芋煮会in中山町‼︎
イベントお知らせ /9月28日(土)、最上川せせらぎ公園開催にて、元祖芋煮会in中山町が開催されます!
芋煮会発祥の地である中山町で行われる、芋煮会を体験していただく参加型イベントです。
山形の秋といったらやっぱり芋煮会!!
当日は芋煮会発祥当時の芋煮を現代風にアレンジした「芋棒煮」を300食限定で無料でふるまいます!
あゆ大つかみ取り大会やお楽しみ抽選会、風呂敷ワークショップ、すもものしずくちゃんマルシェなどイベント盛りだくさんでお待ちしております。
■日 時 2019年9月28日(土)午前10時30分~午後3時
■お問合せ先 中山町観光協会
■電話番号023-662-2114
■アクセスJR羽前長崎駅から車で5分
寒河江I.Cから車で10分
■駐車場有り
〜最上川舟運文化と芋煮〜
最上川舟運が中山町長崎から白鷹町荒砥まで通じたのは、元禄7年(1694年)のこと。最上川舟運航路が新設されるまでは、現在の中山町長崎付近が最上川舟運の終点で、中山町中央公民館の西のあたりに船着き場があり、米沢方面へ船荷の積み換えが行われた要地でした。 内陸からは米、紅花などを運び、いっぽう、京都からの帰り荷には衣料、蚊帳、ひな人形など、上方文化を積み帰ってきました。
大正時代の終わり頃までは、中山町中央公民館とJR左沢線の鉄橋との中間に「鍋掛松」という老松があって、そこが船頭たちの休み場でした。酒田から船で運ばれてきた塩や干魚などの資材はここで降ろされ、人足たちに背負われて狐越街道を越え、遠く西置賜地方へと運ばれていきました。
なにもかも不便な昔のことなので、酒田船と人足間の連絡などうまくとれるはずもなく、船頭たちは船に寝泊まりしながら何日も何日も船が着くのを待たなければなりませんでした。また、何日も風を待つこともありました。
そんな時に、京都から運ばれた棒だらと地元の里芋を材料に河岸の松の枝に鍋を掛けて、煮て食べました。 船着き場のすぐ近くには、里芋の名産地である小塩という集落があるので、前々から予約しておいた里芋を買い求め、船に積んでまた棒鱈などの干魚といっしよに煮て、飲み食いしながら待ち時間を過ごしました。その時、そばにあった松の枝に鍋をつるして芋煮をしたので、やがてこの松が「鍋掛松」と呼ばれるようになりました。そんな退屈しのぎのひとつとして発生したのが芋煮会のはじまりと言われています。
これが山形名物「芋煮会」の始まりであり、ここに立つ松が「5代目鍋掛松」なのです。初代とされる松は大正6年に大風で倒れ、2代目はJR(旧国鉄〉左沢線の工事で切られました。その後何度か復元され、現在の五代目はひまわり温泉ゆ・ら・らの敷地内で芋煮会を楽しむ人々を見守っています。
★芋煮は日本遺産「山寺が支えた紅花文化」の構成文化財です★