日本遺産
「山寺と紅花」

※中止となりました※「第29回 山寺芭蕉記念館 文化セミナー」

イベントお知らせ /

※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、今年2月29日から3月21日まで予定していた下記の第29回 山寺芭蕉記念館 文化セミナー『芭蕉と「奥の細道」―漂泊の俳人、その旅と文学―』を中止することとなりました。
ご理解ご協力をお願いいたします。  

2月から3月にかけて、山寺芭蕉記念館において「第29回文化セミナー」が開催されます。
今年は奥の細道330年を記念して、芭蕉と奥の細道をテーマに様々な視点からご講話いただきます。
定員は各回先着100名となっておりますので、お早めにお申し込みください。

~奧の細道330年記念~
第29回 山寺芭蕉記念館 文化セミナー
『芭蕉と「奥の細道」 ―漂泊の俳人、その旅と文学―』

◆2月29日㈯ 『おくのほそ道』尾花沢と鈴木清風
梅津保一氏(山形県立米沢女子短期大学非常勤講師)

◆3月7日㈯ 俳句・芭蕉・奥の細道 ―海外からの眼差し―
山本陽史氏(山形大学学術研究院教授・放送大学客員教授)

◆3月14日㈯ 『おくのほそ道』の地質学と哲学
蟹澤聰史氏(東北大学名誉教授)

◆3月21日㈯ 『おくのほそ道』〈最上川〉の条を読む
―〈褻〉と〈晴〉の視点より―
復本一郎 氏(神奈川大学名誉教授、俳人)

■時  間 午後2時から3時30分まで(共に受付は午後1時から)
■会 場 山寺芭蕉記念館 研修室1
■受 講 料 各回500円
■受講定員 各日100人(先着順で定員になり次第、締め切りますので、
お早めにお申し込みください。)
■申し込み 山寺芭蕉記念館まで
電話(023-695-2221)またはFAX(023-695-2552)で
「お名前、お電話番号、参加日」をお知らせください。

 

〔各講演の要旨〕

2月29日㈯ 『おくのほそ道』尾花沢と鈴木清風 梅津保一

◇芭蕉は『おくのほそ道』で、尾花沢の清風を「かれは富める者なれども、
志いやしからず」「さすがに旅の情をも知たれば(中略)さまざまにもて
なし侍る」と絶賛している。芭蕉が県内最長の10泊した尾花沢での「もて
なし」について明らかにしたい。

3月7日㈯ 俳句・芭蕉・奥の細道 -海外からの眼差し- 山本陽史 

◇私はここ数年、市民ボランティアの皆さんや学生たちの協力を得つつ、
俳句や奥の細道を海外に紹介する活動に取り組んでいます。
では海外ではそれらはどのようにとらえられているのでしょうか?
その一端を紹介するとともに、文化と言葉の壁を超えるため何をすべきか
を考えます。

3月14日㈯『おくのほそ道』の地質学と哲学  蟹澤聰史

◇『おくのほそ道』を地質学の目から見る。冒頭の「月日は百代の過客に
して行きかふ年も又旅人也」は芭蕉の自然観・哲学が端的に凝縮されてい
る。その背景には、中緯度地方に位置する日本列島、沈み込み帯で火山や
地震が多く、四季折々の変化に恵まれた立地条件が大きく働いている。

3月21日㈯『おくのほそ道』〈最上川〉の条を読む
    ―〈褻(け)〉と〈晴〉の視点より― 復本一郎 

◇『奥の細道』の旅の途次に詠まれた俳句と『奥の細道』の本文の中の俳句とでは、句形の異なるものがあります。

それは、私の俳句理論である〈褻〉と〈晴〉の視点を設けることによって解決すると思われます。

〈最上川〉の条に焦点を合わせてみます。

 

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山寺芭蕉記念館では、企画展「山寺と紅花Ⅵ-最上川舟運と酒田湊からの海運-」を開催中です。
こちらも併せてご覧ください。

【展示概要】
◆期 間:令和元年12月7日(土)―2月17日(月)
9:00~16:30
※休館日:水曜日、12月28日~1月5日

◆入館料:大人400円、高校生以下無料

◆問合せ:023-695-2221(山寺芭蕉記念館)

◆展示される資料
・船絵馬「権現丸」 (公財)致道博物館蔵
・出羽―宮鳥海山坂田浦眺望図(紀豊古 筆) 酒田市立資料館蔵
・「おくのほそ道」丈草本(内藤丈草 筆) ※市指定文化財
・紅花屏風(青山永耕 筆) ※県指定文化財
・中村太助が三田尻から塩を輸送した鉄船(写真) 酒田市立資料館蔵
・椿草染付長皿 中山町立歴史民俗資料館蔵   他

~~ これまで開催された日本遺産「山寺と紅花」に関する企画展 ~~

「山寺と紅花Ⅰ-紅花商人の栄華-」
「山寺と紅花Ⅱ-描かれた山寺-」
「山寺と紅花Ⅲ-文化の伝承-」
「山寺と紅花Ⅳ-雛と雅-」
「山寺と紅花Ⅴ-立石寺の歴史と山形ー」

紅花屏風(青山永耕)」は、日本遺産「山寺と紅花」の構成文化財です。

◇◆日本遺産「山寺と紅花」フェイスブックページを開設しました◆◆

ぜひこちらものぞいてみて下さいね。

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