日本遺産
「山寺と紅花」

知ってますか?“初市“と“初飴“と“紅花“の関係

レポート /

山形市の「初市」は、1546~1614年の江戸時代初期に始まり、約400年の伝統をもつ、山形のお正月の風物詩です。

最上義光公の時代、山形には定期の市が立つ市日町があり、毎年1月10日に市神祭りとして、十日町から七日町にかけて多くの露店が立ち並ぶようになったのが始まりとされています。

商業の株を象徴しての「かぶ」、長寿を表す「白ひげ」などの野菜、「初飴」、「だんご木」等の縁起物をはじめ、まな板、臼などの木工品や野菜、穀物・・・と、多くの露店が立ち並び、山形市内外から約20万人を超す人出でにぎわいます。

「初飴」は、元来、半紙に紅白の飴を15〜16個ほど盛り付けて、紅花の筵干しの様子を表し、市神様に御供えしたもの。紅花が豊作で紅花の商売が上手くいくようにという祈りが込められていたのです。盛飴や、飴を持った紙に竹の棒をつけて持てるようにしたために旗飴と呼ばれていました。現在は切飴に形を変えて、福を呼ぶ縁起物として、初市で売られています。

※今年の初市は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮して、山形市役所前で、1/12〜15の4日間、感染対策のうえ、規模を縮小して開催されました。

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